伊藤剛から小林信彦まで(1)

夏目房之介氏のブログ記事
http://www.ringolab.com/note/natsume2/archives/004536.html

本日(6月1日)、小林信彦氏との対談をしてきました。

で、おおと唸りディスプレイに向かって身を乗り出すということがあり(早くその対談:小林信彦×夏目房之介が読みたい)、こういうふうに全身をもって注目する記事はあまりないものだと思おうとしたところに

伊藤剛氏のブログ記事
http://d.hatena.ne.jp/goito-mineral/20060604

田切さんが紹介してくれた「フラットキャラクター/ラウンドキャラクター」という概念対は、

を読んで、また唸らされ身を乗り出させられた。
昨年上梓された伊藤剛氏の労作『テヅカ・イズ・デッド』を、・・・ここから話しが因縁めいてきますが・・・、私が読んだのは今年に入ってからで、
それは実は小林信彦『うらなり』を読んだ後に、小林信彦氏のフラットキャラクター/ラウンドキャラクターの話(『小説世界のロビンソン』)を思い出し、そういえばマンガ方面では伊藤剛氏がキャラ/キャラクターという話をしているらしかったなあと思い、そんなわけでいよいよ気になっていた『テヅカ・イズ・デッド』を(もうそのころには図書館に入っていたこともあって)「読もう」という気になって読んだという次第なのである。
というわけで、『テヅカ・イズ・デッド』と「フラットキャラクター/ラウンドキャラクターの話」とを絡めて問題を整理してみようと提案する人が(伊藤剛論文の前に)現れたという記事は、おお!きたきた!であっていやー興奮しましたね。

(明日、父親参観なので今日はもう寝る。次回につづくかも)

次回につづきました)
■タイトルを「小林信彦とマンガ評論」から「伊藤剛から小林信彦まで」に変更しました(2006/7/8)