『ミスト』はなあ・・・
『ミスト』を観ましたが、私にとっては、残念な結果に終わってしまいました。
つまり「つまらなかった」という・・・
途中「おっ!怪獣映画か!」と興奮したのに。
このちょっとリアル風な「異常時における人々のうごめき」描写で、しかも「怪獣映画」というのはいいなあと思ったのに。
結局、あの、<衝撃のラスト>が、
「怪獣も出て来ますけど、まあ、それはおいといて、例えば、アメリカにおける、イラク侵攻以降のにっちもさっちもいかない気分なんかも、反映したりしてもいるんですよ」
とか、そういうことを「いわんがため」を、何よりも優先していると、思ってしまったのが、私の「あーあ」という感想の理由です。
そういうことを思わなければいいのか。
虫に刺されて顔が腫れ上がる、ところは、「劣化ウラン弾にやられたように」ですかね。
しかし、スーパーマーケットのなかで・・・のところは、缶詰投げる婆さんとか鬚の男とか店長とか、最初は嫌われていた女が・・・とか、「大卒がどれくらい偉いのかしらんが」とか、弁護士の最後のセリフとかは良かった。
・・・ちょっとネタバレになるけど、軍隊は、ああいう失策を隠蔽しようとはしないでしょうか。もし、生存者がわずかなら、生かすよりも、むしろ・・・とか、助けるにしても、強力に口止めを・・・とか、前例はありますが、そういう方向の<嫌なラスト>は観てみたい。
おまけ。私がミストを面白そうだ観にいこうと思った理由は以下。
・未読のキングが原作
・<衝撃のラスト>
・道満晴明先生と施川ユウキ先生がブログで言及していた
・ちょっと嫌なヘビーさがある(らしい)
おまけ2。がっかりしながら自転車で家路を辿っていたところ、近所のモデルハウス会場のわき道にトラックが停まっていて、その横を通り過ぎようとしたら、巨大な牛が乗っていて、「モウー」と鳴かれ、物凄く驚いた。