オタク界における世代間抗争

 第何次だかわからないが、オタク界における世代間抗争(旧オタクVS新オタク)が勃発でもしているのか、二、三のブログで、そのようないざこざを最近よく見かける。
 そのせいか、論語(陽貨篇)の以下の章が、老オタクが若オタクに呈した苦言のように読めてきた。(文中の「民」を「オタク」に置き換えて、お読み頂きたい)

子の曰わく、古者(いにしえ)、民に三疾(さんしつ)あり。今や或いは是れ亡(な)きなり。古(いにしえ)の狂や肆(し)、今の狂や蕩(とう)。古えの矜(きょう)や廉(れん)、今の矜や忿戻(ふんれい)。古えの愚や直、今の愚や詐(さ)のみ。


【訳】先生が言われた、「昔は人民に三つの病弊というのがあったが、今ではどうやらそれさえ駄目になった。昔の狂[心が遠大に過ぎる]というのは大まかであったが、今の狂というのは気まましほうだいである。昔の矜[自分を堅く守り過ぎる]というのは角が立つのであったが、今の矜というのは怒って争う。昔の愚というのは正直だったが、今の愚というのは誤魔化すばかりだ。」

【原文】子曰、古者民有三疾、今也或是之亡也、古之狂也肆、今之狂也蕩、古之矜也廉、今之矜也忿戻。古之愚也直、今之愚也詐而已矣、


※邑瀬伶「論語の世界」よりコピー&ペースト
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 私がみた範囲の抗争は、新世代が大卒っぽい感じ、旧世代が叩き上げっぽい感じ。