今日も『昭和三十年代主義』
浅羽通明『昭和三十年代主義』について、『模倣犯』に言及した箇所は『模倣犯』を読んでから読もうと、その他のところを読んでいたら、その他のところは読み終わってしまった。
『模倣犯』を読むか、ジャンバティスタ・ヴィーコを読むか・・・
「昭和三十年代主義」が多勢をしめ、国政を動かす程に、世の中が「改革」された時、それでも「経済を発展させよう!」と唱える者達は「保守派」と呼ばれるのだろうか・・・
それにしても、浅羽通明を読んでも、宇野常寛を読んでも、社会と文化(おおざっぱ)と言えば、森嶋通夫を思い出す也。
思い出しついでにもう少し社会の方よりの著作が読みたくなり、ブックオフで百五円で買った奥村宏『会社とはなにか』を読む(『模倣犯』は?)。こんな岩波ジュニア新書が発行されたのもゼロ年代(2001年6月)であった。
会社とは何かを奥村宏に教わった、ジュニアは、どんな社会を築くのか・・・と思いながら中年男が通勤電車のなかでカバーもかけず読む、これもまた、ゼロ年代の風景也。