句癖

一首、浮かんだので、書き記すものなり。世の中の 蚊帳の外には、することも 話すこともなく 虫の音を聞く

朝寝床のなかで浮かんだ句。布団から足裏出して秋に触れわたくしが考えました。 「朝寝床で」ととらない方がいい解釈、のようなそうでないような。 それと、今は秋、なのかどうなのか。今、秋か、そうでないのか、妻に聞く

句と夏

もう夏なので、久しぶりに、句をひねる。脚や肩むね臍にのうで歩く夏 寝起きに布団の中で思考していることがあるが、後から考えてみると思考というよりも「夢?」と言いたくなるような、意識の有様であることが多い。今日も朝、夜勤が終わったので、昼寝て、…

咳はせずに一人

「咳をしても一人」をもじっていたら、このようなポエムが出来たので、以下に掲載いたします。 咳はせずに一人 二大介 あくびをしても一人。 靴を脱いでも一人。 蝶をつかまえても一人。 立っても一人。座っても一人。 バンザイしても一人。 鴨居につかまり…

続 秋に夏

今朝もまた寝床で浮かんだので。蚊に刺され只それだけで夏は去り

秋に夏

句にしてみるならば、秋に起き 寝床で夏の 句が浮かぶという朝があり、その時の句が以下夏風邪が 果てる路上に 蝉時雨冷房だけを 乗せたバスが角を 曲がる

『アルプスの少女ハイジ』

最近、アニメ『アルプスの少女ハイジ』(監督・高畑勲)の再放送をたまに眺めている。 あまりにも有名なはじまりの歌のところをみながら句をひねってみた。 老残の身にヨーデルが眩し過ぎ ブランコを、流れる暮らしの空に、漕ぐ 漕ぎながら命みじかァ〜・・・へ…

手の届く闇を蔵して躑躅咲く

今年の五月は躑躅(つつじ)がやたら満開だったような気がする。 咲いているのを見る度に自分が躑躅好きだったことを思い出したような気になって、それから躑躅の写真を撮ったり、内部構造を図形化したり、あのちょっとした茂みのなかに小型カメラで潜入して…