本棚を整理する楽しみと苦しみ
私はあまり本を捨てない。しかし「どうしようかな」と思うことはある。
『知のハルマゲドン』
どうしようか・・・つぶやきながらパラパラとめくる。
するとこれが、意外と面白くなくはない、から始まって、いやむしろ面白い、を経て結局、私が探し求めていたものはこれだと申し上げさせて頂きたい所存であることはいうまでもない。
ゴーマニズム宣言を読まなくなったのはいつからだろう・・・
そんなことを考えながら、付属していた赤いしおりひもをさしはさみ、本を閉じる。
「しおりひもがついてる本だったのか」
「本を出版するときにしおりひもをつけるか・つけないか、を決める基準は何だろう」
「そもそも<しおりひも>という呼称であっているのだろうか」
そんなことを考えながら、本を机の上に置く。それは、「この本を、明日、かばんの中にすべりこませて、通勤途上で再び、ひもとくことがあれ」という私の祈りを表す行為である。
だがしかし、やがてその本の上に、『筒井康隆劇場 スイート・ホームズ探偵』が置かれ、『泣き笑い立身出世劇場(ひさうちみちお)』が置かれたのだった。
さあ!! 盛り上がって参りました・・・・・・