新しくて懐かしい いがらしみきおマンガ等 2007

 今年、最後の記事は、引き続き2007年について。

 まず、

 ●いがらしみきおマンガ

 2007年も師走になって、いがらしみきお先生の『ガンジョリ』並びに『かむろば村へ 1』とが刊行された。『フンティーとレポンちゃん』も今年(6月)、『ぼのぼの』も29巻が今年5月に出ている。
 2007年は実は<いがらしみきおの年>だったのではないだろうか。

 『ぼのぼの 29』
 『フンティーとレポンちゃん
 『ガンジョリ』
 『かむろば村へ 1』

 すごいなあ、この四冊。
 この四冊の先にあるものが<2007年に秘められた可能性>の最高傑作ではないか、それから、『ガンジョリ』所収の「観音哀歌」は、映画化されるんじゃないかなー、と夢想。

 あとは、

 ●植木等星新一水木しげる

 これは、「かつてすごいものがあった」というよりも、その「すごいもの」から後退したところに漂っている大多数の現状というものがある、・・・過去に未来を置いて来た、「コミュニケーション・ツールとしての笑いなんて糞くらえ」と、いや、うーん、まとまらず。

 もうひとつくらい書けるか、

 ●松本人志大日本人』/太田光立川談志)『笑う超人』

 面白かった。どちらも「テレビでは出来なかったこと」で、『大日本人』も『笑う超人』もテレビでは出来なかった、2007年。
 
 来年もよろしくお願い致します。