二本の映画と二冊の本
二千七年七月二十四日 火曜日
休日。家人みな出かけたので家で一人で映画を観る。
『踊る結婚式』と『1.0 (ワン・ポイント・オー)』の二本。
『踊る結婚式』はテレビ放映(BS2)を録画したもの。ミュージカル。フレッド・アステアとリタ・ヘイワースが踊る。そして結婚する。タップダンスをみてカンフー映画のカンフーを連想した。1941年にこういう映画を撮る国と戦争しても勝てないというべきかと思いながら観ていたが、調べてみるとわが邦でも1939年に『鴛鴦(おしどり)歌合戦』1942年に『歌ふ狸御殿』を作っているのだった。しかしどちらも観ていないのでそれがどういうことなのかは分からない。
『1.0 (ワン・ポイント・オー)』は、知人が「こういうものがあるぞ」と借してくれた。2004年作品。サスペンス、SF。監督はジェフ・レンフローとマーテン・トーソン(とは誰か?)。途中で眠くなる。押井守監督の『Avalon アヴァロン』に似ている気がする(画面、電脳仮想空間で云々)がどうなんでしょうか。アヴァロンの方が先みたいだが。アヴァロンの方がもっと眠かった。アヴァロンも1.0も観ながら眠くなるのは何か贅沢な気がして、気分はいい。
しかし、『踊る結婚式』『1.0』、続けて観るとあまりにも関連性が無さ過ぎて、楽しくなってくる。
二千七年七月二十五日 水曜日
出勤。通勤電車の中でマンガを読む。
平田弘史『平田弘史のお父さん物語』と魔夜峰央『親バカの壁』の二冊。
二冊とも半分まで読み進んでいたのを電車の中で読み進めて読了。
平田弘史先生も魔夜峰央先生も二人とも父親である。
考えてみれば私も父親だ。
異なる時空を超えて一堂に会した三人の父親。
やがて、三人目の父親は電車を降り、駅の階段を上っていくのだった。
・・・とはいえ残念ながらやはり、関連性はあまり無い、というしかない。