東京新聞の四コマが「ちびまる子ちゃん」に

 そういえば、購読している東京新聞を読んでいて、最近一番驚かされた記事は「七月から朝刊の四コマがちびまる子ちゃんになる」だった。
 東京新聞は、前作「ほのぼのくん」が、作者佃公彦氏の病気(パーキンソン病)のため中止になって以来、最近は過去作品をずっと再録し続けていた。次に来るのは誰かと思っていたら、そういうことになったようだ。

(・・・ここまで書いていったんログアウト。雨の日の昼寝をしたり、夕食にとんかつを食ったりして、また、ログイン・・・)

 一般世間と断絶した特殊な「新聞四コマ世界」が妖しく繰り広げて来た新聞四コママンガというジャンルも、特殊な新聞四コマ職人たちの手を離れて、普通の(世の中に流通して行ける)ものとなり始めて、それなりに久しい(いしいひさいちしりあがり寿森下裕美・・・)わけであるが、そうなってくると今まで漫然と共有されて来た「新聞四コマ独特のつまらなさ」も歴史的産物として注釈なしでは理解出来ないものとなるかも知れない。つまらない新聞四コマは単行本にもされない(つまらないから)ので、今後、この「味」を残していくのは至難の技だと思われる。
 地方紙なら(つまらなさは)大丈夫かと思いきや、高知新聞の『きんこん土佐日記』(全編、これ現代口語的土佐弁の四コママンガ)の例がある。地方紙も侮れない。 
 そんなわけで、是非、木崎のぼる=木崎征夫=きざきのぼる先生の『アッパレ君』『あきれたとうサン』(※)をカップリングで単行本化を希望。

 ※木崎のぼる
http://d.hatena.ne.jp/ni2/20060702
http://d.hatena.ne.jp/ni2/20070225