なぜ人を殺してはいけないのか

 「なぜ人を殺してはいけないのか」と若者が大人に問いかけて、問いかけられた方は眉をひそめずにはいられない、という事態が、あちこちで頻発している・・・というような言説をひところよく目にしたような気がするが、最近、見なくなった。
 ブームが過ぎ去ってから考えるのは、あまり賢いことではないが、思えば、彼らはそこで、なぜ「なぜ人に殺されてはいけないのか」とは、問わなかったのだろう、と、そんなことを昨日から考えている。
 今からでも、(その)若者(たち)は、大人(たち)につめよるべきだ。
「なんで、人に殺されたらいけないんですか? あなたが、私を殺しても、それを何の理由があって、いけない、なんていえるのか?」
 何を言っているのかいまいちわからないし、自分でも何が言いたいのか分からなくなってきた。