書名を読む

「書名を読む」のコーナーに、
ズッコケ三人組シリーズ(2007/5/17)
を追加しました。第4回目になります。今の私にはこれ以上の文章は書けません。

書名を読む 4.ズッコケ三人組シリーズ(2007/5/17)
http://www.geocities.jp/bjihyo/book/top_book.html



 ・・・ズッコケ三人組といえば、著者は那須正幹先生であるが、私が高知県に住んでいた多分中学生くらいの頃(ということは1986年頃)に、那須正幹先生の講演を聞きに行ったことがある。高知県民文化ホールであったと思うが、会場は小学生とその親子連れが多く、一人で聴きに行った私は隅の方に座った。
 まだその頃ズッコケシリーズはテレビドラマ化されてない。それほど広くない会場に五十人くらいの客入りだっただろうか。
 那須正幹先生の口調は明るく力強く、講演後の質疑応答の際、会場の小学生男子たちがお前聞けよいやお前と尻込みしているのに対し「ハチベエしっかりせんか」とズッコケ三人組の一人の名前を用いて、呼びかけた。「最終回は、卒業式にしようと思っている」と言って、その回の構想、忘れ物を取りに戻ったハチベエと担任の教師が誰もいない教室で会話するシーンについて語った。当時、私はズッコケシリーズを読まなくなっていたか、読んでいたとしても熱心に読む時期を過ぎていたはずだ。ただ、読者としてハカセというキャラクターが好きで、この陰のキャラクターに著者もまた執着しているというふうに思い、そんな著者に親近感を寄せていた。
 今回、「那須正幹」で検索してみて知ったのだが、先生の新シリーズ「衣世梨の魔法帳」は、書籍画像(表紙イラスト)で見る限り、主人公がメガネくんであるようだった・・・・・・、と、いうところから、また勝手に那須正幹先生に親近感を寄せているところである。